重ねてきた時間が紅葉し落ちて腐葉土になりやがて土に眠る
そのように朽ちたいものだ
枝葉がゆれうごくけもの道をたどった不安樹影のあいだから青い月の光が射す山頂ちかくの湖面に満ちてくる寂寞
今日の一言がよみがえる空に残された一片の雲のようにことばに象(かたど)れなかった明日も風紋のように駆けめぐる
つかみ取ろうとして消えてしまったトポス森のなかで形や意味の変化していくタナトス気配だけが通り過ぎていく